次に、パーツごとの部材の木取りを行います。
規格サイズの材と芯材を機械でカットします。
家具は軽くて狂わないフラッシュパネルでつくるのが基本です。フラッシュの芯となる材を組み立てます。

家具に必要なパーツ（扉・天板・棚板など）のもとになるパネルをつくっていきます。
先ほど組んだ芯材に接着剤をローラーで塗ったあと、プレス機で圧をかけながら表面材などを張り付け、フラッシュパネルをつくります。
圧着時間は大体２時間（冬は4時間）程、かかります。

次にダブルエンドテノーナーと呼ばれる機械にパネルの長い面を通していきます。
この機械は左右に刃（鋸刃）が付いていて同時に両方の小口を切断することが可能となっており、正確に幅寸法を揃えることが出来ます。

小口に、無垢材、メラミン化粧板、小口テープをゴム糊で貼ります。
手貼りかエッジバインダーという機械を使って貼っていきます。
最後に、はみ出した部分をトリマーという機械で綺麗に取り除きます。

NCマシンにプログラムを打ち込んで加工していきます。
どこにダボの穴が必要か、端をどのくらい丸く欠いでいくかなど計算が必要です。
加工する場所がズレたりすると完成もズレてしまうのでこの機械を使った仕事がかなり重要になります。

加工が終わったらいよいよ組み立てです。図面を見ながら加工をされたパーツをビスやフィニッシュネイルを使って組み立てます。

やはりここが家具づくりの一番の醍醐味です。

組みあがったらゴム糊などを綺麗に掃除して完成です！